先月の建築士会見学会の記録
大阪芸術大学
「アートサイエンス学科新校舎」
金沢21世紀美術館の設計者でもあります
世界的建築家 妹島和世氏による近未来的な新校舎
2018年11月竣工
敷地内の芸術情報センターの屋上より 全景を臨む |
地上から... |
屋根のスラブの三重構造が印象的な
丘陵地の一部となる山のようなランドスケープとしての建築
9mピッチの鉄骨の頭のキャピタルにより
梁のない
明るく透明感のある構造が実現されています
アートサイエンス学科は
最先端のアーティスティックな学科
訪れたこの日は
喜多俊之氏のデザイン展として使われていました
見学の前に
講義がありました
芸大建築学科長 門内教授
そして
同建築学科の山形教授による解説
建築の原点が
自然との調和であること
キャンパス全体が丘の上に展開していて
それは
イタリアの山岳都市をイメージし
地形に合わせた校舎群が建てられています
芸大は昨年に創立50周年を迎えました
旧校舎群は
建築家高橋氏により1964年から20年かけて
つくりあげられました
後で
キャンパス全体の見学もあったのですが
順次に建てられた校舎群は
未だ壊された建物は一つもないそうで
昭和から平成の建築の流れが感じ取れました
芸大では現在
15学科 6000名の学生が通っているそうです
そして
施工担当の
大成建設の卯野工事課長による
工事の振り返りのレクチャー
&
妹島和世建築設計事務所
本プロジェクト担当の降矢氏のレクチャー
もちろん
見学の際も帯同してくださり
説明付きの見学会でした
いつもながら
大学キャンパスは広大です
工芸学科金属工芸コースの学生による
金属工芸展も開催中でした
芸術情報センターの内部も美しかったです |
最寄駅からは
スクールバスに乗車できました
お天気に恵まれ
また ここ大阪の宝物を見つけた気持ちで
帰途につきました