2019年6月4日

妹島和世最新作!大阪芸術大学新校舎 そして旧校舎群の見学

先月の建築士会見学会の記録
 
大阪芸術大学
「アートサイエンス学科新校舎」
 
金沢21世紀美術館の設計者でもあります
世界的建築家 妹島和世氏による近未来的な新校舎
 
2018年11月竣工
 
敷地内の芸術情報センターの屋上より 全景を臨む
地上から...
屋根のスラブの三重構造が印象的な
丘陵地の一部となる山のようなランドスケープとしての建築
 
 
 
9mピッチの鉄骨の頭のキャピタルにより
梁のない
明るく透明感のある構造が実現されています
 
 
 
 
アートサイエンス学科は
最先端のアーティスティックな学科
 
訪れたこの日は
喜多俊之氏のデザイン展として使われていました
 
 
 
 
 
見学の前に
講義がありました
 
芸大建築学科長 門内教授
そして
同建築学科の山形教授による解説
 
建築の原点が
自然との調和であること
キャンパス全体が丘の上に展開していて
それは
イタリアの山岳都市をイメージし
地形に合わせた校舎群が建てられています
 
芸大は昨年に創立50周年を迎えました
 
旧校舎群は
建築家高橋氏により1964年から20年かけて
つくりあげられました
 
後で
キャンパス全体の見学もあったのですが
順次に建てられた校舎群は
未だ壊された建物は一つもないそうで
昭和から平成の建築の流れが感じ取れました
 
芸大では現在
15学科 6000名の学生が通っているそうです
 
 
そして
施工担当の
大成建設の卯野工事課長による
工事の振り返りのレクチャー
 
 
妹島和世建築設計事務所
本プロジェクト担当の降矢氏のレクチャー
 
もちろん
見学の際も帯同してくださり
説明付きの見学会でした
 
 
 
 
いつもながら
大学キャンパスは広大です
 
工芸学科金属工芸コースの学生による
金属工芸展も開催中でした
 
 
芸術情報センターの内部も美しかったです
 
最寄駅からは
スクールバスに乗車できました
 
 
お天気に恵まれ
また ここ大阪の宝物を見つけた気持ちで
帰途につきました