2015年2月1日

シネマ歌舞伎 10周年

昨年多忙で見そびれた歌舞伎
シネマで上映

しかも あの坂東玉三郎のこだわりの監修作




「二人藤娘」では
華やかで美しい玉三郎と中村七之助から目が離せませんでした
舞台をHD高性能カメラで撮影した大画面なので
二人の藤の精の
お扇子使いや着物の揺れまでが美し過ぎて...

舞台裏の映像なども本編中に盛り込まれ
開幕前の緊張感や息遣い &
特に着付師の私にとっては
お引きずり衣装のお着付けの光景なんてお宝もの
鼻息荒く 鑑賞させていただきました

もうひとつ
「日本振袖始
八岐大蛇(やまたのおろち)伝説がベースの
近松門左衛門作の演目

おろちを演じる玉三郎の
華やかさの中にある寂しさ
美しさの中にある哀しみ...

男性が女性を演じることによってしか
醸しだすことのできない空気をも感じ

勘九郎演じるスサノオノミコト
清々しさや 身体能力に感銘したり


生の歌舞伎とはまた違った距離で
歌舞伎を楽しむことができました

眠くならない短さも よかった(笑)

好評のため
延長して上演されるそうです