2014年5月19日

「上方の浮世絵」展

大阪歴史博物館にて

~大坂・京都の粋と技~

18世紀の末に大坂や京都で生まれ
「上方絵」として人々に愛されてきた浮世絵の数々



江戸絵の美人画とは異なり
写実的に役者を描いたものや、
町の賑わいや名所を描いたものなど
上方ならではの美意識を感じました

幕府の質素倹約令のため江戸では使えなかった
金彩なども使われたりと
色彩豊かです



↑館内に飾らている上方絵 天神祭


上方にて多数作られ、流行を極めた版画
合羽摺(かっぱずり)
大量生産を可能にし
予算に合わせて 並摺り.上摺りなど
大坂人らしい発想を感じました


ひとり
西川祐信という絵師の絵にとても魅かれましたが
調べてみると
やはり
大好きな鈴木春信の影響を受けた絵師でした


最初は
江戸ほど錦絵版画に芸術的価値を感じなかった大坂人

でも そのオリジナル性から
「Osaka Prints」と呼ばれるほど
海外で高く評価されています