2013年10月14日

舞い降りた飛天 & 松伯美術館

奈良の薬師寺
 
‘凍れる音楽’という愛称の東塔が
修復中で
その水煙を展示中
その三重塔の頂にあった装飾を
間近で見ることができました

4枚からなる水煙には
24体の飛天が透かし彫りされていて
いま まさに
舞い降りた飛天


見学後は
以前から行きたかった松伯美術館へ
 
咲きほころぶ芙蓉の花の庭を通り抜け
エントランスへ
自然採光をふんだんに取り入れた建物も
素敵

特別展「女性たちの物語」を開催中で
 
↑松園の大正4年作の‘花がたみ’
これは購入した絵葉書を撮影したものですが
こんな風に
彩色前の下絵の段階でほとんど完成に近いこと
下絵だけでも魅力的と感じる程の
素晴らしい表現力に
あらためて感動しました

昭和23年に 女性として初の文化勲章を受章した
上村松園は
その翌年にその生涯を終えています

今まで
綺麗な絵を描く人という印象しかなかったのですが
美術館でその人の空気を感じることで
あらたな魅力に触れることができました